What a wonderful life! in 維摩会春秋館(維摩会春秋館で過ごす素晴らしい時) NO3

This moment is always fresh with no mistakes in it. 

(この瞬間は失敗のない常に新しい時)

 

中学生の時に赤毛のアンをよく読んでいた。

 

両親を赤ちゃんの時に亡くして、孤児院で育ったにも関わらず、持ち前のたくましさと豊かな想像力で困難を次々と克服していって最愛の人と結婚し、幸せな生活を送ることになるサクセスストーリーでとても前向きな気持ちになれた。

 

美しいプリンスエドワード島が思い浮かぶ風景描写を翻訳した村岡花子さんの訳にも心底惚れ込みましたね。

 

原書をようやく手に入れたけどまだ完読していません。

原書ではなくて、映画の方の表現で、

Tomorrow is always fresh with no mistakes in it.(明日は失敗のない常に新しい日)

「スクリーンプレイpp76 」から引用

というのがあります。

 

これは、

アンが最愛の友ダイアナをお茶に招いたときにいちご水の代わりに誤って葡萄酒を出してしまったんですね。

それをダイアナが美味しくて立て続けに何杯か飲んで酔っぱらってしまったんです。

それでアンはダイアナのお母さんから会うことを禁じられてしまいました。

 

アンはとても悲しくて幾何学の時間に文学作品を読んでしまい、放課後、そのことでステイシー先生から、お話があった時の表現の1つです。

 

こうやってアンはステイシー先生に自分の気持ちを分かってもらったんですね。

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維摩会春秋館の仏教哲学で刹那滅という仏教用語を習いました。簡単に言うと、目の前のものは全て現れては消え現れては消えている、というような意味らしいです。

 

皆さんとてもそんなこと想像できませんよね。そう、目の前にあるこのパソコンも現れては消え現れては消えている。じゃ、なんでこうやって打つことができているのってな感じになりますよね。

 

それはもう人間の感知できる速度ではないらしいです。最先端の量子力学でそこら辺のところが説明できるようになりそうですが・・・

 

いずれにしても私は刹那滅を学んで

Tomorrow is always fresh with no mistakes in it.(明日は失敗のない常に新しい日)

という言葉から

This moment is always fresh with no mistakes in it. 

(この瞬間は失敗のない常に新しい時)

という表現が思い浮かんだんですね。

 

私は柄にもなく完璧主義のところがあって、過去の失敗にクヨクヨ悩むことが多いんですね。あんなことしちゃったから自分はダメな人間じゃないかって。

 

でもこの刹那滅を知ってから、過去は常にあるんだけれども常に新しい瞬間に生まれ変わっているのではないか、と思えるようになったんです。こだわっているのは自分だけじゃないかなと思えてきましたね。

 

皆さんクヨクヨするのは勿体ないよ!

クヨクヨしているのは私だけか!

 

This moment is always fresh with no mistakes in it. 

(この瞬間は失敗のない常に新しい時)

 

今日も生き生きと生きようっと!!!