What a wonderful time! in 維摩会春秋館 (維摩会春秋館で過ごす素晴らしい時)NO23

Relieve yourself!

肩の荷は降ろせるよ!

 

少しずつ気温が

下がってきましたね

朝晩が寒く感じます

 

それでも日中は

ポカポカと

気持ちの良い日があると

なんだか嬉しくなりますね

秋の潤いを感じます

 

先日、そんな日に

高齢の父と

散歩に出かけました

 

月に2回ぐらい

父と散歩に出かけています

 

父は肺の難病を

患っています

 

今年の夏には

緑内障の手術も

しました

 

耳の聞こえが

悪くなっていて

補聴器が合わないときは

鬱々してしまって

大丈夫かな

と思うこともありました

 

しかし

今、実家建て替えのために

弟夫婦と一緒に

住んでいるんですね

 

お嫁さんの料理が

美味しいらしくて

 

それで弟も

よく面倒を

見てくれているようで

 

一日に20分か30分ぐらい

歩くようにもなったんですね

 

今住んでいるところは

緑も多くて

とても気持ちのよいところ

なんですね

 

びっくりするぐらい

元気になりました

 

お昼には決まって

回転寿司に連れて行きます

 

一時あまり食べられない

と言っていて

とても心配したのですが

 

食欲も戻ってきていて

結構たくさん食べられるように

なりました

 

そんな父を見ていると

嬉しくなります

 

お昼を食べたら

その後は

 

公園に散歩に行きます

 

プラプラと歩いて行くと

お抹茶とお菓子を

頂けるお茶室が

あるんです

 

もちろん椅子席で

屋外の席もあります

 

ダイナミックな日本庭園?

も望むことができるんですね

 

そこでしばし

ゆったりした後で

 

その日本庭園を

散策します

 

季節の移り変わりが

感じられて

日本って

いいもんだな

なんて思ったりもします

 

そしてその後は

図書館に行くんですね

 

図書館の中学生以下の

子供たちがよむ読書室で

父が楽しめそうな本を

探して

読んでもらっています

 

まずは展示してある

目玉の絵本を

いつも読んでもらっています

 

先日は

父がその絵本を

読んでいるときに

偶然にも

「お釈迦様の生涯」を

描いた絵本を

みつけました

 

平山郁夫の淡い色彩が

載っていました

 

読んでいきますと

お釈迦様が教えを受けた

ウッダカ仙人や

アーラーラ・カーラーマ

といったお名前が出てきて

 

こちら

維摩会の仏教哲学で

教えてもらった!

と思ってとても

親しみを感じました

 

こんな素敵な絵本が

あるなんて!

 

子供たちが

この絵本を読んだら

どんなに素晴らしいことだろう!

って思いました

 

読み進めていくうちに

とても清々しい気持ちに

なりました

 

父が目玉の絵本を

読み終わりましたので

早速この「お釈迦様の生涯」の絵本を

勧めてみました

 

父は興味深そうに

手に取って

読み始めました

 

私は洋書コーナーに

行きました

 

Kojiki(「古事記」)が

ありましたので

それを読むことにしました

 

おお

すごい迫力でした!

 

これも1つの

人間界の真実の姿なのだと!

 

なんか

ほとばしる力のようなものを

感じましたね

 

そして

今まで生きてきた

自分の生き様

というものに

思いが至りました

 

たくさんたくさん

肩に荷物を背負って

生きてきたんだなと

 

20代の頃

新卒で教育困難校に赴任し

毎日毎日が辛くて

 

逃げ出したい気持ちで

一杯でした

 

ここから逃げ出す方法は

ないものだろうか

と考えていました

 

そのうちに

変わらない道

真実の道が

ないものだろうか

と考えるようになりました

 

そして

維摩会とのご縁を

頂いたのですね

 

そこで指導を

受けているうちに

父母に対する自分の見方が

間違っていることに

気付くことができました

 

それから私は

とても解放されていきました

 

父母との関係性も

一気に改善されました

 

それまでは

父母に対しては

怒りの気持ちで

一杯でした

 

自分の思うとおりに

してくれない

そう思っていたのですね

 

でもそれは大きな間違い

であることに気付きました

 

これは大きかったですね!

 

それからは

父母にたいしては

感謝の気持ちで一杯に

なりました

 

私を産んでくれて

有り難う!

 

本当にこんなに素晴らしい両親に

育ててもらうことができました

 

本当に有り難うございます!

 

今もそしていつも

両親に対しては

感謝の気持ちで一杯です

 

母は

すでに他界していますが

いつも見守ってくれているように

思います

 

本当に

有り難いですね

本当に有り難い!

 

維摩会に

出会っていなかったら

今の私はないですね

 

本当に!

両親にもそしてご先祖様にも

心から感謝申し上げます

 

こんなに素晴らしいご縁を

頂くことができました!

 

本当に有り難うございます

 

父は最後まで

「お釈迦様の生涯」の絵本を

読み終えました

 

お父さん、

どうだった

と感想を聞いてみましたら

 

不思議だね

不思議だね

こんなこともあるんだね

 

としきりに

不思議がっていました

 

良かった!

楽しんでもらえたみたいですね

 

心がポカポカしてきて

父を無事に送り届けました

 

Relieve             yourself!

relieveは動詞で         yourselfは

「(苦痛・心配など)を     「あなた自身」の意。

 取り除く」の意。

ここでは文頭にあるので

命令文になり、

「取り除きなさい」の意。

 

<直訳>は

「あなた自身の

苦痛や心配などを

取り除いて

楽になりなさい」の意。

 

今日も

ささやかな努力を

しようっと!

 

Relieve yourself!

肩の荷は降ろせるよ!

秋の良き日に